
精密鋳造は、ロウで成形した模型(ワックスパターン)をセラミックで覆って鋳型を作り、そこに溶融金属を流し込んで成形する工法です。
中〜大型で形状が複雑な金属製品に適しており、美観と強度を両立できます。
主な特徴:
焼結は、金属粉末を金型で加圧成形した後、高温で加熱して固める方法です。
ギアやブッシュなど比較的シンプルな構造の部品に広く使われており、コスト効率が高く、量産に向いています。
主な特徴:
MIMは、超微細な金属粉末にバインダーを混合し、プラスチックのように射出成形して脱脂・焼結する工法です。
小型・複雑・高精度な部品を量産するのに最も適した方法で、医療や電子機器など高機能部品で活躍しています。
主な特徴:
| 項目 | 精密鋳造 | 焼結 | MIM(金属射出成形) |
|---|---|---|---|
| 対応形状 | 中〜大型・複雑形状 | 単純形状 | 小型・微細・複雑形状 |
| 寸法精度 | 中〜高精度(±0.1mm) | 中精度(±0.3mm) | 高精度(±0.01mm〜) |
| 表面仕上げ | 良好 | 粗め | 非常に滑らか(追加加工不要) |
| 材料の緻密度 | 高(鋳物に近い) | 中(気孔あり) | 非常に高い(鍛造品並み) |
| 生産数適性 | 中ロット | 中〜大ロット | 中〜大ロット(1000個〜) |
| コスト構造 | モールドは使い捨て | 材料・工法コストが低い | 初期費用高・単価は中程度 |
| 用途例 | バルブ、医療部品 | ギア、軸受、構造部品 | スマホ部品、医療器具、精密部品 |
製品設計や部品調達において、どの工法が最適かは製品のサイズ、形状、使用環境、生産ロットによって大きく異なります。
弊社では、各種加工工法の知見と工場ネットワークを活かし、お客様に最適な製造提案を行っております。
ご質問や試作のご相談など、お気軽にお問い合わせください。